インフルエンザ、流行っていますね。
子供の学校でも学級閉鎖が出てきています。
子供がインフルエンザにかかってしまうと、体調が悪いからかいつも以上にママ・パパにべったりで、「こんなんじゃ、どうせ家族もうつってしまう」と思うかもしれません。
でも、最近インフルエンザに罹ったことのある方なら分かると思いますが、
大人になってからのインフルエンザは、ほんとキツイんです。
子供は熱が出て、下がって、少しすれば全快しますが、大人はそうはいかない。
高熱の影響か倦怠感が数週間続くこともあります。
仕事は休めばいいかもしれませんが、主婦・主夫が倒れてしまったら、家は回らず本当に大変。
うつらないよう努力すれば、家族感染しないこともあります。
では、兄弟姉妹、そしてパパママにうつさいないようにするには、どうしたらいいかまとめました。
まずはインフルエンザウィルスを知ろう
インフルエンザウィルスは患者の咳やくしゃみ、鼻水などに含まれ、そこから感染します。
子供のくしゃみが顔にかかってしまったりすると、うつってしまう可能性は大です。
そういった飛沫感染を防ぐには
やっぱりマスクです。
大人はもちろん、子供にもなるべくマスクをつけさせましょう。
もし嫌がる場合、白い使い捨てマスクなら、外側に好きなキャラクターの絵を書いて、マスクを付けている所を鏡で見せてあげると子供も喜んで付けていてくれます。
ウチの息子は電車が好きだったので、新幹線の絵なんかを書いていました。
マスクをせずくしゃみをした時、飛んでしまったウィルスがカーテンやソファーなどの物に付着し、そこで人に感染力があるほど生存している時間は2~8時間程度と言われています。
それ以上時間が経つと、ウィルスが付着したものを触っても感染しません。
ただ、2~8時間ってかなり長いですよね。
加熱、塩素系消毒液、70%以上の濃度のアルコールによる消毒のいずれも、インフルエンザウィルスを死滅させるのに有効とされています。
でも、毎回ふき取るというのは、かなり大変なので、他の家族が過ごす場所ではなるべくウィルスを飛沫させないように、マスクの着用が重要になってきます。
そして、インフルエンザウィルスが排泄されないようになるのは、学校健康安全法で指定されている出席停止期間だと思ってよいでしょう。
「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過してから」ですね。
この場合発症した日を含まないので、月曜日に発熱(発症)したら、日曜日がやっと感染しないと判断できるライン。
例え子供が熱が下がった元気になっても、この日までは、「油断すると家族にうつる」と思ってい下さい。
とにかく加湿&換気!
インフルエンザでは湿度管理が重要になってきます。
(最近では湿度は関係ないという論文もありますが…)
一般的に湿度が50%以下になると、ウィルスが活性化すると言われています。
では湿度を上げればいい、と思いますが、あまり湿度が高いとカビ発生の原因にも。
ですので、部屋の湿度50~60%を目安に加湿しましょう。
加湿器を持っていない方は濡れタオルを干したり、洗濯物を部屋干ししたりして、なるべく湿度が高くなるようにして下さい。
ネットでも安く加湿器は手に入ります。
この際購入しましょう。
換気ですが、できれば1~2時間ごとを目安に行って下さい。
窓を開けると室温が下がってしまうので、億劫になりがちですが、ウィルスを部屋の中に停滞させないために、換気しましょう。
空気清浄機があるとなおいいです。
つけっぱなしにしましょう。
できれば部屋を隔離
これはご家庭の事情で難しいかもしれませんが、うつさないためになるべく部屋は隔離して下さい。
高熱の時期は子供もほとんど寝ていますので、落ち着ける環境で、ゆっくり寝かせてあげてください。
昼間はいいかもしれませんが、困るのが親も寝てしまう夜。
高熱がある幼い子供を一人で寝かせるのは難しいです。
ここで、必要になるのはやはり加湿です。
部屋を加湿して、ママもしくはパパは寝る時もマスク着用。(できれば子供も)
ご兄弟はさすがに別部屋で。
免疫力が強いおとななら、これで案外うつらないことも。
子供の熱が下がり元気になってくると、TVを見たいからなどと、みんながいるリビングへ行きたがります。
他の兄弟が学校や幼稚園に行っている間はいいのですが、兄弟が家にいる時はなるべく隔離したいもの。
ウチではいつもは許可していませんが、こういう時は特別に、寝室でゲーム、タブレットで動画を見ることを許可しています。
「特別ね」と言えば子供も理解できます。
非常事態なので、いつものルールは置いておいて、なるべく隔離するよう努力してみましょう。
それでもリビングに居たがる場合は座る場所を、他の兄弟と少しでも離しましょう。
気休めかもしれませんが、くっついているよりマシかと思います。
そして、この場合は下の事にも気を付けるといいです。
水分をこまめに取る
最近、インフルエンザ予防として有効と言われているのが、水分をこまめに取る、ということ。
それもできれば緑茶か紅茶がいいです。
20分ごとにお茶を飲む。
これがインフルエンザ予防に有効とされています。
緑茶に含まれるカテキンには抗菌・抗ウイルス作用があり、インフルエンザ感染予防効果が期待できます。
最近では紅茶に含まれるポリフェノールもインフルエンザ予防にとてもいいと言われています。
インフルエンザの子供がべったりで、このままだとうつる!と言う場合、お茶をこまめに飲めば、もしかしたら感染は防げるかもしれません。
物は共有しない
インフルエンザの時は、洗面所のタオルやコップなど、患者との物の共有は避けましょう。
洗濯は、患者の物と健康な家族の物と一緒にして、洗濯機にかけてもも大丈夫です。
患者の洗濯物を手洗いをする際は、洗濯後よく手を洗って下さい。
食事は別に取る
高熱の間は、あまり食べられないことが多いですが、食べられるようになったら、食事を一緒にとることは避けましょう。
食事中は案外ツバが飛びます。
家族みんなで一緒に食事をすると、飛んだツバが食べ物に付き、健康な家族が口にしてしまうこともあります。
手間はかかりますが、食事の時間をずらすか、距離を話した場所で食べるようにしてください。
(一方はダイニングで、一方はリビングで、など)
子供は嫌がるかもしれませんが、「他の兄弟にうつってしまうから」とちゃんと説明すれば伝わると思います。
少しの間の辛抱なので、手間でも気を付けて下さい。
また、患者の食器に触れた後は、なるべく早く手洗いをしましょう。
お風呂はどうする?
高熱の時は身体がキツく、体力も消耗するので、入浴は避けましょう。
薬が効いて熱が下がり、体力が回復してくると子供もお風呂に入りたがります。
インフルエンザ患者の汗では感染しないですが、やはり身体は清潔に保った方がいいです。
小さなお子様の場合、それも体調が万全でない場合、保護者の方が一緒に入るしかありません。
お風呂ではさすがにマスクはつけられません。
でも、お風呂は湿度80%以上と高いため、普通の部屋よりは感染する確率が低くなります。
ただ、これも絶対ではないです。
ですので、入る順番は健康な兄弟が先。
インフルエンザのお子様はなるべく後に入浴するようにしましょう。
また、一緒に入る時は短時間で、そして身体を洗うタオル、身体を拭くタオルは必ず分けて下さい。
できればトイレも分ける
これはご家庭の状況によりますが、自宅にトイレが2つあるなら、なるべくトイレは分けましょう。
健康な家族は下のトイレ、インフルエンザの子供は2階のトイレという感じで。
トイレではスイッチやドアノブ、ペーパーホルダーやタオルなど様々な物に触れます。
出来ることなら分けた方が賢明です。
トイレが1つしかない場合は、インフルエンザ患者がトイレへ行った後、スイッチ等除菌スプレーで拭き、タオルは共有しないようにしましょう。
まとめ
どんなに気を付けても、子供の発症前に既に親にも感染している場合もあります。
上の事を全部気を付けても、やっぱりうつってしまうこともあります。
免疫力を高める、予防接種を打つ、なども日頃の生活も重要になってきます。
なるべくインフルエンザにかからないために、できることをすこしでも頑張ってみましょう。
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