【ヒートテック】子供に必要?スキーやスノボのインナーには?

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毎日寒いですね。
私が住んでいるのは東京なので、雪国の方に比べれば大したことないかもしれませんが、この時期は靴下は重ね履き、ボトムスの下にはタイツ、そしてヒートテックは欠かせません。

ヒートテックは今や、大人にとって冬のマストアイテムですが、子供には必要あるのでしょうか?
まず、ヒートテックの仕組みや機能を調べてみました。

ヒートテックはなんで温かいの?

ヒートテックがなぜ温かいかというと、

「身体から発する汗などの水蒸気に反応して布自体が発熱して温かくなる、“吸湿発熱”という機能から温かくなる」

からだそうです。

ヒートテックを着てじっとしている時より、洗濯物を干したり、掃除をかけたり、ちょっと動くと、より温かく感じませんか?
家事などで動いて汗をかくと、布が汗を吸水し布自体が発熱して、温かく感じます。

気を付けてほしいのですが、この発熱効果を発揮するにはちょっとの汗でいい事です。

実は、

ヒートテックは大量の汗をかくスポーツのインナーには向かない

んですよね。
何故かというと、ヒートテックの素材の比率は商品によって違いますが、
大体
ポリエステル 40%前後
アクリル 35%前後
レーヨン 20%前後
ポリウレタン 10%前後 
の素材でできています。

この中の「レーヨン」という素材は吸水性があり、乾きが遅い性質があるんです。
冬の日常生活程度ならいいのですが、運動して大量の汗をかくと、ヒートテック自体が汗を吸収し、吸収した汗が乾くのに時間がかかるんです。

運動をしている間は気になりませんが、一旦休んでしまうと、ヒートテックが吸収した自分の汗が乾かずに冷えてしまい、寒く感じてしまいます。

そういった理由から、ヒートテックはスポーツに向きません。

ヒートテックは子供に必要?

では、子供にはどうでしょう。
ヒートテックを子供に着せる理由はやはり
「寒いから」ですよね?

でも、園や学校の室内で子供が寒いと思う事ってあまりないと思います。
そう考えると、寒いのは外です。
でも子供が外にいる時って、大人がスポーツをしている時と同じぐらい動き回っていませんか?

ヒートテックを着て外で元気に遊ぶと、発熱効果でかなり暑く感じます。
そして室内に戻ると、汗が乾かず冷えるので、寒くなります。
そうなると、寒いから着せたのに、ヒートテック着ているからか風邪を引いたなんてことにもなります。

もしかしたら北国の方は、それでもヒートテックは必要かもしれませんが、雪が降らない地域の日常生活で子供はヒートテックは必要ないと思います。

遊ぶ目的でなく外にいる場合(登園時など)はコートなど、脱ぎ着ができるもので対応しましょう。

スキーやスノーボード時のインナーにヒートテックは使える?

子供にスキーやスノーボードを始めさせようと、用品を揃える時、インナーの候補として浮かぶのもヒートテックです。
だってゲレンデは雪が降ってるし、寒しし、どう考えたってヒートテックでしょ!と思っても無理はありません。

でも、スキーやスノーボードって意外と汗をかくんです。

新雪の上を滑って転んで、立ち上がる時なんか、もう汗だくです。
その状態で吹きっさらしのリフトに乗ります。

ヒートテックを着て汗をかき、発熱して、その汗が乾いていない状態の濡れたままのヒートテックを着てのリフトは、とんでもなく寒い!
脇の汗とか、保冷剤を入れてるの?ってぐらい冷たく感じます。
実はこの前、私自身がやってしまたんですね。
余りの寒さに、軽く命の危険を感じたほどです。ほんとです。

というわけで、大人も子供もスキーやスノボのインナーにヒートテックを使うのはやめましょう。
同じユニクロならエアリズムの方がいいです。
他のメーカーでも速乾性のある長袖はいくらでも売っています。
スキーやスノボの時は特に、汗が乾きやすいスポーツ用のインナーを利用しましょうね。


今回、小学生の長男にヒートテックの意見を求めたところ、

「ヒートテックは普通に着るには暑すぎる。スキーには寒すぎる。」

ですって。いい分析してます(笑)

自分で「暑い」とか「寒い」とか、ちゃんと理解し伝えることのできる子ならいいですが、ほとんどのお子さんは「用意されているものを着てるだけ」なのではないでしょうか?
聞いてはじめて、「暑い」とか「寒い」と言う事、よくあります。
その時は既に身体がアツアツまたは冷え冷えなんて、風邪を引く原因にもなります。

子供が小さい内は、衣服が本当に子供に合っているか、親が見極めて、その都度調節してあげることが大切ですね。


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