2019年10月の台風19号の影響で、日野橋が損壊しました。
下の写真は台風の翌日・2019年10月13日(日)の朝の写真です。
12日(土)、台風の影響で多摩川はかなりの濁流でした。
上の写真の緑の草の場所はすべて水で埋まり、堤防付近まで水かさが増していました。
それでもこの付近の多摩川の堤防はなんとか持ちこたえ、氾濫などせずに済みましたが、それでも膨大な川の水のせいか、はたまた流木のせいか、橋げたがダメージを受けたらしく、橋が曲がってしまいました。
同じ日の別角度の写真です。
わかるでしょうか?
曲がってしまったのは写真赤〇部分。
破損位置は立川寄りです。
この破損のおかげで、日野橋は通行止めになりました。
橋の欄干を見ていただければよくわかると思います。
道がぐにゃっと曲がっていますよね。
道路が落ち込んでいるといった感じです。
崩壊・崩落というほどではないですが 、これじゃどうやったって通行できません。
でもこの破損で車や人が巻き込まれる事故が起こらなかっただけでもよかったと思います。
この日野橋の様子は小池都知事がヘリで様子を視察したようです。
小池都知事はどう判断したのでしょうか?
どう見ても数日では通れる気がしない日野橋。
通行止めのために近くにいた作業員の方に「復旧はいつになるのか」を聞いてみました。
答えは
「全く未定。
調査をしないと何とも言えないが、3ケ月かかるか、半年かかるか、というぐらいの長さがかかる」
とのこと。
そりゃそうですよね。
日野橋は元々古い橋で橋げたも低く、そのため今回の台風で「流されるのでは?」という懸念があったぐらいです。
国道である甲州街道にかかる橋なのに歩道と車道の間にガードレールがなく、以前からかなり危険な橋でもありました。
川にかかる橋なので日常的に風が強く、子どもが自転車で通る時なんか車道側に倒れてしまわないかヒヤヒヤしていました。
そういったことも考慮に入れると、修理ではなく掛け替えの可能性もあります。
そうなると復旧するには半年とか1年とか、かなりの時間がかかるかもしれません。
※その後「令和2年梅雨前の復旧を目指すと発表がありました。
これについてはこちらの記事に詳しく紹介しています。
多摩川の水位が高いということで、そのままになっていた日野橋ですが、11月頭にやっと調査が入りました。
写真はその時の様子てす。
橋の両側には24時間体制で警備の方が配置されており、その日当だけでも相当なものになりそう。
日野橋は東京都の管轄ということで、これも税金から支払われると思うと恐ろしいですよね~
追記:あくまでウワサではありますが、通行できるようになるには3年かかるとメールが来たという情報を聞きました。
今から調査・入札・解体・建設という事を考えたら、本当にそれぐらい時間がかかることもありえます。
まずは日野橋の場所を。
地図中央の赤いピン部分、立川と日野を結ぶ橋が日野橋です。
日野橋から西へ約500mぐらいの場所に「立日橋(たっぴばし)」が掛かっています。
立日橋は上に多摩都市モノレールが走っている橋で、日野橋に比べると新しく、そのため橋桁も高いからか今回の台風では特に影響を受けていません。
日野橋が復旧するまでは当分こちらの立日橋を迂回路として使うしかなさそうです。
ただ、この通行止めにより立日橋~立川駅方面へ抜ける立川通りですが、時間によってはかなり渋滞しているようてす。
利用する際は混雑も考慮に入れて出発して下さいね。
日野橋が通行止めになると不便になる方も多いと思いますが、復旧には時間がかかりそうです。
一日も早い復旧、そして安全な橋が掛かることを願っています。
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